2019.09.24.tue

日本の住空間で好まれる リビングダイニング照明

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空間演出と照明デザインとは?

インテリア商材の中で、最も重要且つ提案方法が多岐にわたるものの一つに 《 照明 》 がある。照明は、用途や設置場所、生活スタイル、そして国によってもその明るさ・色温度・デザインなどの“良い”と思われる基準が異なる。では、日本の住空間に合う《 照明 》とはどんなものだろうか?

変わりつつある日本の照明事情

北欧は、夜の長い冬を室内で心地よく過ごすために自然光の取り入れ方と照明による空間演出に重きをおく。一方、日差しが眩しい南国は、室内へ注がれる光をいかに遮るかに重きを置いた住空間だ。

では、日本の住空間はどのようなことに重きを置いているのだろうか。日本の現代住宅は、リビングやダイニングの天井に一つ明るい蛍光灯をつけ部屋全体をくまなく照らすような仕様が主流である。これは「大は小を兼ねる」的発想で、一つの空間で食事、読書、団欒などをする日本では、全体が明るいことが好都合だからだ。

しかし、昨今では “丁寧な暮らし”“自分らしい生活”をしたいと考える人が増えたことや、照明技術の発展、住宅業界の省エネへの取り組みによって、リビングダイニング照明に対する人々の考え方が変わってきている。

LED照明をより“深化”させたプロダクト開発

蛍光灯や白熱灯に替わってLEDが主流になり、今や生活の全ての照明がLEDに置き換えられようとしている勢いである。

LED電球は販売価格では白熱電球や蛍光灯よりも高めだが、耐衝撃性に優れ長寿命のため交換頻度が少なく結果的に節約になるだけでなく、消費電力も白熱電球の20〜40%ほどしかかからず大きな省エネ効果があり、さらに他の光源と比べて紫外線を出さないため虫などを寄せ付けにくいといったメリットがある。

これによりLEDは、一般消費者だけでなく、省エネへの取り組みを積極的に行うことで販売増を狙う住宅メーカーやイメージ向上を考える企業にも幅広く浸透した。

多くの需要があると、プロダクトは進化を遂げるものだ。LEDはその機能とデザインが、今著しい進化を遂げている。

時代と共に進化していく製造・加工技術・光源性能を、こだわって掘り下げて、より深化した照明器具の開発に尽力するメーカー〔 SWAN(スワン)〕のLED照明は実に面白い。

照明技術 × 素材 で心地良いカタチを追求する

照明器具メーカー〔 SWAN(スワン)〕は、熱を持たないLED照明の特徴を利用して、照明に植物を組み合わせて空間演出できる商品や、世界初のソケット型ガーランドライト、充電式のハーバリウムコースターライトなど独特なデザインの照明を開発し、心地良い暮らしを提案している。

セレクトショップへ訪れる“自分らしい生活”を求める消費者にとって、単なる照明の役割だけでなく空間演出を担ってくれるこれらの商品は、魅力的に映るはずだ。
また、目を引く照明器具は、セレクトショップの空間演出にも大きく貢献するだろう。

LED SWAN BULB SPARKLER

〔 LED SWAN BULB SPARKLER 〕は、世界初ソケット型のガーランドライト 。ソケット一体型なのでシェードの中にも収めることができる。丸くしたりそのまま下ろしたり、イルミネーションや部屋の間仕切り、オブジェライトとしても活用できる。

BOTANIC HANGING LIGHT FG

〔 BOTANIC HANGING LIGHT FG 〕は、フェイクグリーンで活躍中のいなざうるす屋がスタイリングを手掛けたコラボレーション製品。照明機能だけでなく雑貨感覚で気軽にフェイクグリーンを取り入れられる。

空間での存在感を増す白熱灯の“光”

LED照明の需要が拡大する一方で、従来の白熱灯の“光”にこだわった照明の魅力も再熱している。白熱灯の光と比べて青みの強いLEDの光は、食べ物の美味しさや肌の美しさ、あたたかさ、安らぎを表現しづらい。

そこで注目されたのが、よく目にするLEDよりも色温度の低い、いわゆる電球色と言われるあたたかみのある白熱灯の“光”を再現したLED照明だ。

BRIDが提案するリビング照明は“光”をカスタマイズできるという特徴がある。BRIDの[GENERAL] シリーズ は、 [シェード] [ソケット]と、各パーツを選んで・組み合わせることにより、D.I.Y 感覚で照明の高さ、色温度、大きさや角度を顧客それぞれの好みに調整できる。

これは、SWAN同様に“自分らしい生活”を求める消費者へ訴求力が高いと言えるだろう。BRIDは売り場の一部をまるごとディスプレイするインショップという形も行っている。

セレクトショップが選ぶ照明

多様化するライフスタイルと照明技術の進化によって、付加価値のついた照明は今後さらに増えていくだろう。

また、機能だけでなく“光”にこだわった照明もいっそう注目を増すはずだ。《 照明 》はセレクトショップにとって、単なる商材の一つではなく店外から集客を呼び込むメインディスプレイであり、滞在時間や購買意欲を高めるための店内環境を整える備品でもある。

他商材と調和が取れる照明やディスプレイすることで相乗効果が期待出来る照明、デザイン・機能・価格のバランスの良い照明など、セレクトショップによって自店の顧客ニーズに応えられる照明は様々だ。どんなラインナップの照明を展開するかで、セレクトショップの“ブランドイメージ”も変わってくる。

人が空間で感じる「環境」を形作るものには、光・音・空調の三つの要素があり、その三つのバランスによって心地良いのか、心地良くないのかが決まってくる。

照明商材選びは、顧客の住空間に寄り添う商材という視点だけでなくセレクトショップの「店内環境」をいかに演出するかという視点もとっても重要なポイントだ。

さらに言えば、照明の展示方法によって空間の見え方もガラリと変わってくる。店舗での展示方法に迷ったらメーカーにアドバイスを求めてみるのもいいだろう。一般的に飾るのに最適と言われる高さ・明るさに加え商品それぞれのPRポイントを学べるはずだ。

掲載ブランド紹介

SWAN / スワン電器株式会社

スワン電器株式会社は1968年創業のライティングメーカー。既存の枠にとらわれる事なく、器具の設計から販売までを幅広く手掛ける「光のライフスタイル」を提案。【Crafted in Nippon】を旗印に、日本製手作り製品にこだわった製品を生産する。

取り扱いブランド: EXARM 、Artemide 、Another Garden 、 Slimac 、 FORCE

公式ホームページはこちら
https://swanlighting.jp


BRID®

BRID®は新しいコンセプトを発信するライフスタイルブランド。「プロダクトからコンセプト(概念/価値)を変えていく」をキーワードに、新しいデザインや遊び心を加えたプロダクトはあなたにとってのスタンダードを変えていく。

取り扱いアイテム: 照明、インテリア雑貨、ファブリック他

公式ホームページはこちら
http://www.brid.tokyo

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